すべてはスウェーデン・ラップランドで始まりました
アイデアがひらめいたのは、スウェーデン・ラップランドの奥地、川辺にひとり座っていたときのことでした。ラフティングとカヌーを楽しんだ長い一日のあと、疲れきった私は、ただ友人たちと火を囲んで食事をし、語り合いたいと思っていました。でも、私たちはトンネル型のテント2つに分かれていて、料理は外で、蚊の大群に悩まされていました。何かが足りない——そう感じた瞬間でした。
それから10年以上が経ち、私はモスコーセルという小さな村で教会の管理人をしていました。これは自分の天職ではないと感じながらも、次に進むべき道が見えないままでした。ある日、教会ホールで電球を取り替えていたとき、ふとすべてがつながりました。「円錐形のテントを作ろう」——それが私の答えでした。
ノルディックティピーは、この地に暮らす先住民族サーミの人々が生活の場として使っていた構造。中心に火を焚き、暖を取り、料理をし、語らい合う。私はその知恵に、現代の素材と機能性を加えることで、まったく新しいテントが生まれると確信しました。
縫製の経験もほとんどないまま、廃校の地下室で最初のテントを縫い上げました。当初は通信販売で細々と始めたビジネスでしたが、次第に「世界でいちばん良いテントをつくりたい」という想いが強くなっていったのです。
縫製の経験もほとんどないまま、廃校の地下室で最初のテントを縫い上げました。当初は通信販売で細々と始めたビジネスでしたが、次第に「世界でいちばん良いテントをつくりたい」という想いが強くなっていったのです。
それから年月が流れ、私たちは地下室を出て、今では自社工場を構えるまでに成長しました。テントは世界中で販売され、北極遠征からモーリシャスのビーチパーティーまで、さまざまな場所で活用されています。ノルディックティピーを使ったイベント業界も世界に広がり、多くの人々に仕事を生み出しています。
それでも、創業当時から私たちの思いは変わりません。
「世界で最高のノルディックティピーをつくること。そして、お客様にも、スタッフにも、そして自然にも敬意をもって接すること。」
—— ベングト・グラーン(創業者)
